「マーゴン」って香港製だったのか [雑談]
「マーゴン」という名前が気になってしょうがなかったので調べたら、香港の提案だったんですね。
気象庁のウェブサイトによりますと、台風の名前は140個があらかじめ決まっていて、それを順繰りに当てはめているだけなのだそうです。
じゃあ、誰がその名前を決めたのかというと、「北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国・地域の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)」が、つけていたのです。
スタートしたのは、平成12年(2000年)からです。
第1号の名前はカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」とのことです。
台風の年間発生数の平年値は25.6個なので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになるんだそうです。
これって、つまり「干支」の考え方なんですかね。
ちなみに、日本とカンボジアの他の加盟国は以下の通りです。
中国、北朝鮮、香港、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、米国、ベトナム。
アメリカを除けば、漢字文化圏がほとんどで、干支がある国ばかりのような気がします。
気になるので調べてみました。
▼カンボジア=「日本と同様に十二支があるのですが、1月1日ではなく、カンボジア新年(4月中旬)をもって干支が改まります」(日本の外務省。http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/j_mekong_k/koryu_ak3.html)
▼中国=いうまでもなく、干支の本家本元です。
▼北朝鮮=干支はコインのデザインにも使われていました(野崎コインさん。http://www.nozakicoin.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=737)
▼香港=中国に干支があるのだから、当然あります。
▼ラオス=正月に干支の動物に乗った美女が山車で練り歩く祭りがあるようです(地球のあるき方。http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree2.php/id/507468/-/parent_contribution_id/380126/)
▼マレーシア=カレンダーにも干支が使われているようです。なお豚の絵だけが文字(猪)になっているのは、イスラム系住民に気を使っているからと解説がありました(http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/12/a2/fukudatakashi4973/folder/199334/img_199334_20868288_8?1229700535)
▼ミクロネシア=漢字文化圏ではないので、ここにはないかと思ったら、日本の委任統治を受けていた30年の間に、干支が入り込んでいたようです。トラック環礁の島々には当時の日本人が干支から名前をつけていました。もっともいまでも地元の人が干支を風習として使っているかは不明ですが(http://blogs.yahoo.co.jp/pocosuenaga/59024915.html)
▼フィリピン=ここに証拠の写真が(http://img.イロイロ留学.jp/20110202_1670650.jpg)
▼韓国=調べるまでもなく、あります。
▼タイ=バンコクナビを見ると、こんな写真があります(http://imagex.navi.com/images/templates/BANGKOK/5020288/80130_3_S2.jpg)
▼ベトナム=中国語でウサギは『mao』と発音しますが、この音はベトナム語で猫を意味する『meo』に似ているのだそうです。そこで、ベトナムでは、ウサギ年が猫年に変わるらしいですが、中国と違うことを誇りに感じているとのことです。以上AFPからの受け売り(http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2784458/6764225)
ということで、やっぱりどの国・地域も濃淡こそあれ干支に関係が深いのでした。
ところで、マーゴンというのは、「馬の鞍」という意味で、香港の山です。
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